【完】壊愛ー姫は闇に魅入られてー
「ーーームギ、お前最近痩せすぎだ。
んな細いと色々ともたねえぞ?」
リビングでボケーっとイスに座ってると流にそう言われ、食パンという名の朝ご飯を少しだけ口に運ぶ。
「お前最近元気ねーな。
またなんかあったのか?」
「別にないけど...」
「嘘つけ、どう見ても顔色悪いだろ」
コツンと流のおでこが私のおでこにくっつく。
目の前にある流の綺麗な顔に、恥ずかしくなって、座ってるイスを後ろにずらして流から離れた。
「だっ、大丈夫だよ!
早くご飯食べなきゃ、学校遅刻しちゃうよ??」
顔を赤くさせながら食べた食パンに味なんてなかった。
流が通ってる学校は、どうやら男子校らしく。
流と私の学校は意外と近い。
バイクの鍵を指で器用に回して遊んでる流は
「ムギ、学校まで送る」
と、靴を履きながら私をバイクに乗せる気満々。