ぽっちゃり幼なじみはオオカミくんでした。


「その日から大和と口きいてねぇんだ?」


「うん…そう。心配症にも程があるよ〜」


あの日から何日か経った朝。

お兄ちゃんの事を響くんに愚痴りながら登校。


「それにさ、男なめすぎとか言っちゃってさ。
響くんだから大丈夫だよね?」


「お前さ。バカにも程ってもんがあるだろ」


「なんでよ、私間違った事言ってな……!?


次の瞬間私は抵抗する間もなく側にあった電柱に背中をついていた。
横には響くんの手があり、逆の手は私の顎にあてがわれている。

響くんの顔は私の顔のすぐ真ん前。


この状況を理解した私の心臓はドクンと跳ね上がった


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