ぽっちゃり幼なじみはオオカミくんでした。


離れてしまった手を少し残念に思う私がどこかにいて、今も心臓の音がドクンドクンうるさく鳴り響いてる。


「今のが俺だったから良かったけど…」


「他の人に変な事されそうになったら響くんが助けてくれるもん。昔みたいにさ!」


「誰が守るか、自分の身くらい自分で守れ子供じゃねぇんだから」


ふんっと鼻で笑ってそっぽ向く響くん。

なによこないだは私にくっついて無きべそかいてたくせに…

そんな事考えてたらあの時の事を鮮明に思い出してしまって
再び体が熱くなってくる。


「なに?お前熱でもあんの?顔赤いぞ?」


何も知らない響くんは私に顔を近づけ右手で自分の左手で私のおでこに手をつける。

その行動逆効果…



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