ぽっちゃり幼なじみはオオカミくんでした。


その言葉にまたしても顔が熱くなる。


「可愛いとか…そんな事軽く口に出さないでよね!」


照れ隠しのようにそんな言葉をなげかけた


「じゃーもう言わねぇ」


「あ〜……だ………」


言って自ら後悔。

って別に可愛いって言われたいとかそんな事全くない…事もない……


「ツンデレか亜実は、そうゆとこもまた可愛いのな。」


不意に降ってくる言葉は私の心をときめかせる。


「ツンデレとかそんなんじゃない!」


怒った私にあははって笑いながら私の先を歩く。

出会った頃の登下校とは全く違う。

今の方が断然楽しくて、昔に少しでも戻れてる、そんな気がする。


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