トライアングル・キャスティング 嘘つきは溺愛の始まり
「だめ………!」


ずっと頭がぼうっとしていたけれど、我に返った。



篤さんの手は太ももの付け根で止まり、意地悪な、とてもきれいな顔でにっこりと笑う。


「もう少しだけ、このままでいさせてよ」



「…………っ……!」





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