トライアングル・キャスティング 嘘つきは溺愛の始まり
「だから、本当の意味で家族がどんなものかを理解したのはずっと後のことで。
中学に入った頃かな、瑞希が高熱を出してさ。義両親が不在だったからとにかく必死で看病して、苦しそうな瑞希を見るのが辛くて……
熱が下がって、食べ物を少し食べれるようになった時、心底ほっとした。
と同時に、その時になってやっと、家族が無条件で大切な相手なんだってことを理解したんだ。
義両親も、瑞希も、ずっと俺に対してそういう気持ちで接してくれてたんだってことにも、初めて気がついた。」
中学に入った頃かな、瑞希が高熱を出してさ。義両親が不在だったからとにかく必死で看病して、苦しそうな瑞希を見るのが辛くて……
熱が下がって、食べ物を少し食べれるようになった時、心底ほっとした。
と同時に、その時になってやっと、家族が無条件で大切な相手なんだってことを理解したんだ。
義両親も、瑞希も、ずっと俺に対してそういう気持ちで接してくれてたんだってことにも、初めて気がついた。」