赤い刻印 - Secret Love -【続編】
隣の部屋でお父さんが寝ているのに…。

「先生、本当にやめ…」


…コンコン
ドアをノックする音に2人して跳ね上がる。

「明仁、一沙ちゃん。ちょっといいか?」

部屋の外から聞こえてきたのはお父さんの声。

「ああ、何?」

私から離れて何事もなかったかのようにドアへと向かう先生。
私もドキドキする胸を押さながら立ち上がった。

「少し話があるんだが」
「あ、私出てましょうか?」
「いや、大丈夫。それより邪魔しちゃって悪いね」

お父さんのその言葉にカーッと顔が赤くなる。
そんなに深い意味はないんだろうけど。

「一応お前にも報告しておこうと思ってな」
「何?」
「おばあちゃん、来週から入院することになった」
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