さよならの時まで、笑顔で
.



「じゃあ、な。」



私の家まで送ると、そう言って再び歩き出した。


その後ろ姿を目に焼き付けようと見ていたら、だんだんと視界が霞んでいく。



「ひ、かる.....っ」



小さく小さく呟いた声は、ひーくんには届かない。


そして、ひーくんが見えなくなった瞬間、力が抜けたように膝から崩れ落ちた。



「.....ぅッ...ふっ.....っ」



ひーくん。


大好き。


ひーくん、ありがとうーー。


.
< 107 / 288 >

この作品をシェア

pagetop