さよならの時まで、笑顔で
.




保健室を開けながら、小さい声で「先生」と呼ぶ。


でも、先生からの返事はない。




机の上を見ると、紙に<ベッドを使うなら、ここに名前と症状を書いてね>と、書かれてあった。




私は、名前と症状を記入し、ベッドに横になる。




それでも、気持ち悪さと頭痛は収まらない。



お薬は朝に飲んだし、今は飲めない。




ベッドにしばらくぼーっと横になっていると、ガラガラとドアが開いた音が聞こえた。




1時間目が始まって、少し経ったんだろう。




「大丈夫?」



「大丈夫だよ!」



「足、出して?」



「いいよ、自分でできる!」

.
< 140 / 288 >

この作品をシェア

pagetop