さよならの時まで、笑顔で
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「でもさ、心配性すぎて反対に怖いと思ったことはないの?」



時々、心配性すぎて怖いと思ったことはある。



でも、どこかで嬉しいと思っている自分がいるのも事実なんだよね。




「ない、とは言えないけど、嬉しいとも思うの。」




「あちゃー、あんたらお互い重いのね」




「重い?」




私たち、重いのかな?




そんな自覚全くないんだけど.....。




「まあ、2人が幸せなら私は嬉しいよ」




こうやって、私たちのことを応援してくれる人がいるだけで、私は嬉しい。




だから、真海に好きな人ができたときは、役に立てたらいいなと思う。




「真海、ありがとう。
真海も好きな人ができたら、教えてね。」




「もちろん!」



お互い話してたら、いつの間にかついていた空き教室。



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