さよならの時まで、笑顔で
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あの公園っていうのは、私とひーくんが"初めての約束"をした公園ー。




公園に着くと、1人の男の子が大きな木の近くにあるベンチの傍で立っていた。



「ひーくんっ!」



私は、走って勢いよく抱きつく。



ひーくんは、驚きながらも私を受け入れる。




「どうした?
やっぱり何かあった?」



私を抱きしめながら聞いてくるひーくん。




「ううん。違うの。」




ただ、ひーくんにぎゅって抱きつきたかった。



ひーくんの温もりがほしかった。



だけど、1番はー。




「会いたかったの。」




ひーくんに会いたかった。




「なにそれ...っ」




ひーくんは、顔を手で覆うようにして隠す。



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