オオカミ社長は恋で乱れる
「西条さんは本当に優しいですよね。子供達も懐いてしまって申し訳ないくらいです。私いつも思うんです、西条さんって子供好きなんだなぁって」
「・・・・・」
ん?あれ?何も返ってこない。
急な静寂におかしいな?と感じてそのまま西条さんの横顔を見ていると、車が左に寄せられそのまま停車した。
まだ帰り道の途中で何故停車したのか分からない。
黙ったままハンドルにもたれて前を見ている西条さんが気になって、伺うように声をかけた。
「あの・・西条さん?」
私の呼び声に視線をこっちに移してきて、そのままジッと見つめてくるその眼差しはいつもながらだけどそれ以上に今は鋭い。
私・・何か失礼なこと言っちゃったかな?
焦る気持ちが湧いてきて、『今、何言ったっけ?』と思い出す。
すると西条さんがやっと低い声を発した。
「違う」
その否定の短い言葉につい聞き返してしまった。
「え?」
「全然違う」
再度否定され私は黙ってしまった。
するとハンドルにもたれていた身体を起こし、視線だけではなく身体もこっちに向けてきた。
そしてポツリと言葉を発した。
「俺は優しくないし、子供好きでもない」
「・・・え?」
意外な言葉に口が開いたままの間抜けな顔をしてしまい、ふと我に返りすぐに口を閉じた。
するともう一度西条さんが私の顔を探るように見つめながら言った。
「・・・・・」
ん?あれ?何も返ってこない。
急な静寂におかしいな?と感じてそのまま西条さんの横顔を見ていると、車が左に寄せられそのまま停車した。
まだ帰り道の途中で何故停車したのか分からない。
黙ったままハンドルにもたれて前を見ている西条さんが気になって、伺うように声をかけた。
「あの・・西条さん?」
私の呼び声に視線をこっちに移してきて、そのままジッと見つめてくるその眼差しはいつもながらだけどそれ以上に今は鋭い。
私・・何か失礼なこと言っちゃったかな?
焦る気持ちが湧いてきて、『今、何言ったっけ?』と思い出す。
すると西条さんがやっと低い声を発した。
「違う」
その否定の短い言葉につい聞き返してしまった。
「え?」
「全然違う」
再度否定され私は黙ってしまった。
するとハンドルにもたれていた身体を起こし、視線だけではなく身体もこっちに向けてきた。
そしてポツリと言葉を発した。
「俺は優しくないし、子供好きでもない」
「・・・え?」
意外な言葉に口が開いたままの間抜けな顔をしてしまい、ふと我に返りすぐに口を閉じた。
するともう一度西条さんが私の顔を探るように見つめながら言った。