オオカミ社長は恋で乱れる
西条の気持ちに応えた翌日、絵莉は落ち着かない気持ちで過ごしていた。
朝の支度・保育園への登園・仕事・お迎え・夕食の準備・お風呂・寝かしつけといつも通り慌ただしいことは変わりがないけど、そんな中でも西条さんの事が頭に浮かぶ。
真っ直ぐに見つめてくる瞳、低くてもハッキリと伝わる声。
ー絵莉、好きだ。どうしようもないくらいに君が好きなんだー
ー必ず大切にする、絵莉も悠も凛もー
思い出す度に胸に甘い痛みを感じる。
西条さん・・・どうしてあんなに優しいのかな。
西条さんはあんなに凄い人なのに。
私なんかでいいのかな・・・。
身分があまりにも違いすぎるよね。
次々に頭に浮かんできて、最初は浮かれていた気持ちから次第に冷静になり焦る気持ちに浸食される。
「・・・どうしよう」
そうつぶやいて、時が止まったかのように思考も止まってしまった。
しばらくしてスマートフォンの着信音で我に返り、すぐに手に取って見れば西条さんの名前が表示されている。
子供達を起こさないようにダイニングキッチンへと急いで移動して電話に出た。
「もしもし」
「ああ、俺だ」
低く落ち着いた声が耳に伝わる。
その声を聞いた途端、耳から胸へとくすぐったいような感覚が伝わって行った。
自然とはにかむような笑顔になる。
「はい・・・こんばんは」
「今、大丈夫か?」
「大丈夫です」
「悠と凛は?」
「2人共今日はもう寝てしまいました」
「そうか・・・」
少し残念そうな声につい『フフッ』と笑ってしまう。
それに対して「ん?」と聞いてくる声は何だか色気を含んでいるように感じてしまう。
「いいえ、何でもないです。今日はお風呂入ったらあっという間に寝てくれました」
「そうか。絵莉は?疲れて眠くないか?」
そう気遣うように聞いてくれたことが、何だか嬉しい。
「大丈夫ですよ。まだいつも起きている時間ですから」
そう言いながら時計を見れば9時半過ぎ。
確かにまだ寝る時間ではないけど、ついさっきまで考え事をしていたから眠気はない。
でも西条さんの事を考えていたなんて恥ずかしくて言えない。
そんな私の気持ちを知るはずもない西条さんは、安心したような声で返してきた。
朝の支度・保育園への登園・仕事・お迎え・夕食の準備・お風呂・寝かしつけといつも通り慌ただしいことは変わりがないけど、そんな中でも西条さんの事が頭に浮かぶ。
真っ直ぐに見つめてくる瞳、低くてもハッキリと伝わる声。
ー絵莉、好きだ。どうしようもないくらいに君が好きなんだー
ー必ず大切にする、絵莉も悠も凛もー
思い出す度に胸に甘い痛みを感じる。
西条さん・・・どうしてあんなに優しいのかな。
西条さんはあんなに凄い人なのに。
私なんかでいいのかな・・・。
身分があまりにも違いすぎるよね。
次々に頭に浮かんできて、最初は浮かれていた気持ちから次第に冷静になり焦る気持ちに浸食される。
「・・・どうしよう」
そうつぶやいて、時が止まったかのように思考も止まってしまった。
しばらくしてスマートフォンの着信音で我に返り、すぐに手に取って見れば西条さんの名前が表示されている。
子供達を起こさないようにダイニングキッチンへと急いで移動して電話に出た。
「もしもし」
「ああ、俺だ」
低く落ち着いた声が耳に伝わる。
その声を聞いた途端、耳から胸へとくすぐったいような感覚が伝わって行った。
自然とはにかむような笑顔になる。
「はい・・・こんばんは」
「今、大丈夫か?」
「大丈夫です」
「悠と凛は?」
「2人共今日はもう寝てしまいました」
「そうか・・・」
少し残念そうな声につい『フフッ』と笑ってしまう。
それに対して「ん?」と聞いてくる声は何だか色気を含んでいるように感じてしまう。
「いいえ、何でもないです。今日はお風呂入ったらあっという間に寝てくれました」
「そうか。絵莉は?疲れて眠くないか?」
そう気遣うように聞いてくれたことが、何だか嬉しい。
「大丈夫ですよ。まだいつも起きている時間ですから」
そう言いながら時計を見れば9時半過ぎ。
確かにまだ寝る時間ではないけど、ついさっきまで考え事をしていたから眠気はない。
でも西条さんの事を考えていたなんて恥ずかしくて言えない。
そんな私の気持ちを知るはずもない西条さんは、安心したような声で返してきた。