2度目の初恋も、君とがいい
「あ！明日汰来たみたい！下に迎えに行ってあげて！」


「わかった」



日奈子に明日汰からLINEがきたみたいで、日奈子の言葉にあたしは部屋からでる。



「はぁ……」



日奈子には気にしていない風に言ったけど、やっぱり傷つく。


〝千花の部屋には行かない〟


さっきの言葉が頭の中をグルグル回っている。



「前みたいに話せる時は来るのかな……」



普通にしたいのに。
でも、あたしが昨日の１発目に避けてしまったから。
それから、永人もあたしのことを避けるようになってしまった。

あたしが悪いんだよね。
永人は普通でいようとしてくれたのに、あたしがそれを出来なかったから。

そんなことを思いながら、玄関まで歩く。



「……っ」



玄関にたどり着いたとき、見覚えのあるシルエットが見えた。



「なん……っ」


「明日汰が行けって……」



玄関にいたのは、明日汰じゃなくて永人だった。

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