2度目の初恋も、君とがいい
「あ……明日汰は?」
〝明日汰が〟と言われて下に降りてきたのに、その明日汰がいない。
「さっきまでいたんだけど……なんか急にコンビニいくとか言い出して……」
気まずそうに頭をかく。
「そうなんだ……とりあえず上がろうか」
食堂から玄関はまる見えで、たまたまいた人たちの視線が痛くて永人にスリッパを差し出す。
「あぁ……ありがと」
それだけ言うと、靴を脱いでスリッパに足を入れる。
「こっちね」
ひさしぶりにちゃんと話した永人に聞こえるんじゃないかってくらい、心臓は高鳴っていて。
気づかれないように極めて普通に振る舞う。
「千花」
永人の前を歩き出したあたしを永人の声が止まらせる。
「え……?」
突然呼ばれた名前にドキドキしながら、永人を振り返る。
「ちょっと話せる?」
「あ……うん」
外を指さす永人に首を縦に振る。
〝明日汰が〟と言われて下に降りてきたのに、その明日汰がいない。
「さっきまでいたんだけど……なんか急にコンビニいくとか言い出して……」
気まずそうに頭をかく。
「そうなんだ……とりあえず上がろうか」
食堂から玄関はまる見えで、たまたまいた人たちの視線が痛くて永人にスリッパを差し出す。
「あぁ……ありがと」
それだけ言うと、靴を脱いでスリッパに足を入れる。
「こっちね」
ひさしぶりにちゃんと話した永人に聞こえるんじゃないかってくらい、心臓は高鳴っていて。
気づかれないように極めて普通に振る舞う。
「千花」
永人の前を歩き出したあたしを永人の声が止まらせる。
「え……?」
突然呼ばれた名前にドキドキしながら、永人を振り返る。
「ちょっと話せる?」
「あ……うん」
外を指さす永人に首を縦に振る。