極上社長と結婚恋愛
 

渋々差し出した左手に丁寧にハンドクリームを塗りこみながら、直哉さんが思い出したように言った。

「そういえば、週末お店に写真撮りにいっても大丈夫?」
「写真、ですか?」

首をかしげると、優しく頷かれる。

「ホームページに載せる用の。外観とか店内の様子とか、できれば花束のサンプルみたいなものも撮れたらいいかなと思うんだけど」
「あ、はい! 大丈夫です」

直哉さんの言葉に、こくこくと頷く。

「いくつか花束用意しますね。お客さんがホームページから注文するときの参考になるように」
「オーダーフォームも考えないとな。予算とか好みの色とかイメージが分かりやすいように指定できると楽だよね」
「はい! 何日か前にオーダーしてもらえれば、普段仕入れない珍しい花にも対応できると思うので、そういうのも記載したいです」
「作った花束の写真を、依頼人に送付するサービスもあると便利かなと思うんだけど」
「わぁ、それすごくいいと思います!」

花の話題に夢中になって顔を上げて身を乗り出すと、すぐそばに直哉さんの顔があって目を見開く。


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