極上社長と結婚恋愛
「あずさ、直哉さんには触られても平気なの?」
「え……?」
私がぱちぱちと瞬きをすると、夏美が嬉しそうに笑う。
「だって、あずさ昔から男の人に触られるの苦手だったのに、直哉さんに触られるのは嬉しそうだから」
「えっと、それは……」
そうやって改めて言われると、ますます恥ずかしくなる。口ごもる私の隣で、直哉さんがにっこりと笑った。
「俺が遠慮もしないで図々しく触るから、だんだん慣れてきたんだよね」
「図々しいなんて、そんなことないです」
私が慌てて首を横に振ると、直哉さんがこちらを見た。優しく微笑まれ、恥ずかしくなって慌ててうつむく。
そんな私たちを見て、夏美が首をかしげた。
「なんか、兄妹っていうよりも、新婚さんのおうちに遊びに来たみたいな気分だけど」
「新婚さんって……!」
夏美の言葉に、ぐしゃぐしゃになった髪のまま目を見開くと、直哉さんが「ははっ」と笑った。
「新婚さんだって。うれしいね」
流し目で微笑みかけられ、ますます頬が熱くなる。