極上社長と結婚恋愛
「わぁ、すてきです……!」
画面に表示されたお店のホームページに感激して顔を輝かせると、直哉さんが笑いをこらえるように口元に手をやり頷いた。
「よろこんでもらえてよかった」
くすくすと肩を揺らしながらマウスに手を伸ばし、ほかのページも表示してくれる。
花束のサンプルやオーダーフォーム。住所やお店までのアクセスが書かれたページ。そしてウエディングブーケのページ。
どのページもとてもセンス良く仕上がっていた。
「直哉さん、本当にありがとうございます」
「直したいところとか、使いづらいところがあったら遠慮なく言ってね」
優しい直哉さんにうなずくと、よしよしと子供をあやすように頭をなでられた。
頭をなでられるなんてもうなれっこなのに、見つめる視線は色っぽくてやっぱりドキドキしてしまう。
「あの。私、そろそろ夕食の準備しますね」
動揺を隠すように慌てて立ち上がりキッチンに向かうと、直哉さんもついてきた。
「手伝うよ」
その言葉に、笑顔でうなずく。