極上社長と結婚恋愛
 


来週もウエディングの打ち合わせの予定があって、お店を早めに閉めるかもしれない。
詳しい日時は忙しい新郎新婦の都合に合わせますと言ってあるので、今ははっきりいつ営業しているとは答えられなくて、私が少し考え込むとお客様は優しく笑ってくれた。

「ごめんなさいね、お店の方にも事情があるのにしつこく聞いて」
「とんでもないです。こちらこそ予定がはっきりしていなくて申し訳ありません」

慌てて頭を振った私に、軽く会釈をしてお店を出ていくお客様。


花をもって歩いていくその背中を見送りながら、私の心の中の迷いはどんどん大きくなっていった。





 

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