極上社長と結婚恋愛
 

「いえ、私はあずささんに謝罪をしたくて来ただけですから」
「すみません。日曜日なのにわざわざありがとうございます」

強い視線に戸惑いながら頭を下げると、緒方さんが笑った。

「妹、気をつけろよ。南は女の子が大好きだから、油断してると頭から喰われるぞ」
「え?」

意味が分からず困惑すると、南さんが容赦なく緒方さんの足をヒールのかかとで踏みつけ冷たい声で言う。

「副社長。人聞きの悪いことを言わないでください。私は自分が図体がでかくて粗暴だから、守りたくなるような華奢な女の子を見るのが好きなだけです。誰にも迷惑をかけない私の趣味と癒しに、なにか文句でも?」

確かに、南さんに会うたびに、やけにじっと見つめられていた記憶がある。

社長の直哉さんにいろいろ頼っていしまっていたから、悪感情を抱かれているのかなと心配していたけれど、嫌われていたわけじゃないんだと知ってほっとする。


 
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