極上社長と結婚恋愛
 

不安げな彼女を優しく甘やかしてあげたい。
花に向かっているときとのギャップに、そんなことを思ってしまった。

年下の恋人を作って出て行った母親の影響もあって、女性に夢や理想は持ってなかった。
今まで恋愛には淡白な方で、恋人を甘やかしたいなんて思うことはなかったのに。

その時にはもうすっかり恋に落ちていたのかもしれない。

出会ったときのことを思い返していると、腕の中のあずさちゃんが小さくため息をついた。

「直哉さんって優しそうに見えて、じつは意地悪ですよね」

ベッドの中で責めるように睨まれて、首をかしげる。

「そう?」
「いつも動揺する私を見ておもしろがって、からかうじゃないですか」
「あずさちゃんの反応がいつも想像以上にかわいいから」

涼しい顔でそう言うと、『かわいい』という言葉に反応してあずさちゃんが言葉につまる。


 
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