極上社長と結婚恋愛
口をつぐんで眉をひそめているけれど、じわじわと頬が赤くなっていく。
思わずうつむいてこっそり肩を揺らすと、その様子を彼女に気づかれてしまった。
「ほら! またそうやってからかって……」
赤らんだ頬がかわいくて、腕枕をしていた手で後頭部を引き寄せ唇をふさいだ。
反射的にあずさちゃんの細い腕が動き軽く体を押し返されるけれど、不満を言いかけてとがった唇はとろりと緩んでいく。
「ん……っ」
触れるだけのキスを何度かすると、あずさちゃんの唇から吐息が漏れた。
その声にあおられ、もっと奥まで求めるような欲張りな長いキスになる。
俺の胸を押し返していた腕から力が抜け、くたりとベッドの上に落ちた。
赤く上気した頬に軽いキスをして長い髪をなでると、潤んだ瞳で上目遣いに睨まれた。
「やっぱり直哉さんって意地悪」
「そう?」
「こんなキスをされたら、なにも考えられなくなっちゃいます」