極上社長と結婚恋愛
母はもう直哉さんに会ったことがあるらしく、『あずさにびっくりするくらい優しくて素敵なお兄さんができるわよ!』と嬉しそうに言っていたけれど、一緒に暮らすわけではないし、兄ができるというよりも親戚が増えるくらいの気分だ。
「あずさちゃんは、ひとりで花屋を経営してるんだったよね」
仕事の話から、思い出したようにお義父さんがそうたずねてきた。
「はい。小さな花屋なんですが、開業して二年半になります」
「仕入れから販売まで全部ひとりでやってるなんて忙しいだろ。ちゃんと休めてるかい?」
「ちゃんと休めてるとは言えないんですが、お店をオープンさせた時に、最初の三年間はがむしゃらに頑張ろうって決めたので」
一応定休日は木曜で、それ以外は朝から晩までびっしり働きづめだ。
正直体力的につらいこともあるけど、自分で決めたことだから頑張れる。