極上社長と結婚恋愛
 
話を聞いて心配そうにわずかに顔を曇らせたお義父さんに、私は慌てて付け加える。

「この状態でいつまでも頑張れるとは自分でも思っていないので、まず三年頑張ってお店が安定してきたら、手伝ってくれる人を探したり、営業時間を見直そうと思ってます」

そう言うと、お義父さんは感心したように肩を下ろした。

「えらいね。若いのに、ちゃんと自分の足で立ってしっかり物事を見据えてる」
「とんでもないです」

優しく労われ、照れくさくて首を横に振りながらぎこちなく笑う。

「仕事を頑張っている分、家ではのんびりできるようにあずさちゃんの住みやすい部屋を用意するからね」

なんのことだろうと瞬きをすると、隣で母が頷いた。

「和昭さんと一緒に住むマンションなら、あずさのお店にも電車一本で行ける場所だから、安心して」

そう言われ、新居に私も一緒に住むことになっていることに驚く。

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