極上社長と結婚恋愛
 
「親父たちが邪魔じゃないと思ってても、あずさちゃん自身が遠慮して肩身が狭かったら可哀そうだろ」

顔を見合わせた母とお義父さんに、私もおずおずと口を開く。

「お母さんがずっと自分のことを後回しにして頑張ってくれたのを知ってるから、これからは私のことなんて気にしないでお義父さんとふたりで幸せな結婚生活を送ってほしいの」
「あずさ……」

小作りな母の顔が、くしゃりとゆがむ。その表情に、私も目頭が熱くなる。

「で、あずさちゃんをひとり暮らしをさせるのは心配だという親父たちと、親の新婚生活の邪魔はしたくないというあずさちゃんの主張の間を取って、こんな提案してもいい?」

直哉さんはそう言って、私たち三人の顔を見回した。
視線が自分に集まるのを確認してから、私に向かってわずかに身を乗り出す。


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