極上社長と結婚恋愛
 
ちょうどワンピースの丈あたり、膝までストッキングを引き上げた直哉さんが私の顔をのぞきこむ。

これ以上ストッキングを上げるには、ワンピースのスカートの中に手が入ってしまう。

『大丈夫?』と問いかけるような視線に、私は顔を真っ赤にして頷いた。

緊張で震えながら、ストッキングを履かせやすいようにわずかに足を持ち上げると、直哉さんが小さく笑った。
長い指がスカートの中の私の太ももにふれた。

「ん……っ」

直哉さんはただストッキングを履かせてくれているだけなのに、過敏に反応して声をもらしてしまうのが、どうしようもなく恥ずかしい。

「すごい心臓の音」

ガチガチに強張った私をからかうように、直哉さんが喉の奥で笑った。

「だって、ストッキングを履かせてもらうなんてはじめてだから……」

涙目で反論すると、直哉さんが優しくうなずく。
直哉さんはこんなに平然としているのに、私ひとりが動揺してるなんて悔しい。


 
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