cafe レイン

「今日のサンドウィッチは、魚のフライでスープはコンソメになります~、で、ドリアは」


魚のフライ! 美味しそう。気になる。
他の日替わりの説明も受けたけど、私はサンドウィッチにしようと決めていた。


「えと、サンドウィッチのランチ、飲み物はコーヒーでお願いします」

「かしこまりました、コーヒーはすぐにお持ちしますか?」

「はい、大丈夫です」


注文を受けて伝票にさらさらと何かを書いた彼は、カウンターへと戻って行く。
それから、すぐに調理やらを始めた。
へえ。自分で全てやるんだ。
そりゃそうか。一人しかいないもんね。


すぐに運ばれてきたコーヒー。いい香りがする。ポーションミルクじゃなくて、白い陶器に入れられたミルクとグラニュー糖。
静かで落ち着く。雰囲気いいな、ここ。


グラニュー糖とミルクを少しだけ入れて、スプーンでかき混ぜる。
一口飲んでから、ほうっと一息つく。

それから、すぐに料理も運ばれてきたがどれも美味しかった。
ここが気に入ってしまった。
< 7 / 144 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop