占いのお陰でシンデレラになれました!~奇跡の偽装結婚
「ど、どうして笑うんですか!」

「どうしてって…
あなた、まさかご存知じゃないの?
那月さんには、人間らしい感情なんてないに等しい。
少なくとも女性を愛するなんてことは、間違ってもありませんわ。」

「……どういうことなんですか?」

伶佳さんの言葉は、なぜだかとても衝撃的で…心がざわめくのを止められなかった。



「どういう…って…
言った通りですわ。
私の知る限り、那月さんは、女性をただの遊び相手…もっと酷い言い方をすれば性の捌け口としてしか見ていない。
那月さんには、人を本気で愛するなんて気持ちはありませんわ。」

「ひ、酷いこと、言わないで下さい!
那月さんは、そんな人じゃありません!」

那月さんを侮辱されたことが、やけにカンに障った。
でも……本当にそうだろうか?
もしかしたら、私は怖かったのかもしれない。
那月さんがそういう人だとを考えたくなかっただけなのかもしれない。



「あら…有名なことですわよ。
那月さんを知る人なら、みんな知ってますわ。」

私の神経を逆撫でするかのように、伶佳さんはそんなことを言ってくすりと笑った。
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