占いのお陰でシンデレラになれました!~奇跡の偽装結婚
那月さんは黙ったまま、黙々と料理を口に運ぶ。
私の質問は、100%スルーだ。



「あ、はは。
この目玉焼き、美味しい!」

この気まずい状況をなんとかしたいと思ったけれど、私には不自然に笑う以外、どうすることも出来なかった。
やっぱり、訊いちゃいけなかったんだ。
そんなことはわかってたはずなのに…私の馬鹿馬鹿!



「今日は少し出掛けて来るから、昼食は一人で摂ってくれ。
……良かったら、夕食は外で食べないか?」

「は、はい。」

「では、用が終わったらまた連絡する。」

「……はい。」



質問はスルーされたけど、とりあえず夕食には誘ってもらえたから良かった。
那月さん、どこにでかけるんだろう?
って、ちょっと気にはなるけど、そんなの訊いちゃいけないよね。
私達は、本当の夫婦じゃないんだから…



やっぱりまだいろんなことが手探り状態で…
英会話よりも、もっと那月さんのことを勉強しないといけないような気がする。
気は急くけど、焦らないようにしないと…
だって、まだ結婚して間がないんだもん。
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