家政婦になりました。2(亀更新です。)
『痛いよ、夕貴。』
私がそう言うと、すぐ止めてくれた夕貴。
眉間に皺を寄せて不機嫌さを隠そうともしない。
「蹴られた所見せて?」
次に、そう言った夕貴に私は太股の傷を見せる。
「.....。」
私の傷を見た夕貴は顔を歪めて私の傷を優しくなぞる。
「ごめん、姉ちゃん。痛かった?」
『痛くないよ。姉ちゃん強いからね。』
まるで私の痛みを引き受けてくれているかのように悲しい顔をする夕貴の頭を撫でる。
「煌人から塗り薬も貰ったし、大丈夫だよ?」
と、私が笑って言うと、
「....背中、俺が塗る。」
と、言ってくれた。
確かにお腹は自分で出来るけど、背中は届かない。
ここは素直に甘えて夕貴にお願いしようかな?
『うん、お願いね。』
そう言って、私は煌人から貰った塗り薬を夕貴に渡す。