護衛目的の執事です
「香水の匂いにやられたか?」



思えば根元らしき令嬢達の至近距離に居たんだ、あり得なくは無いだろう。



結弦「……何でそうなるの」



「結弦がバカな事を言うからだろう」



ドレスは私には勿体ない代物だし、ハープは音色が綺麗なだけで演奏が良かった訳ではないし、



私は結弦の隣に居ては悪目立ちする。



結弦「………もー!」



はっ?



いきなり少し大きめに言ってから、



結弦「分からせる為に行動で示す!」



と言ったと同時に、ゆったりとした曲からリズムの早い曲に変わった。



グイッ



えっ。


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