護衛目的の執事です
恋心
結弦は踊り慣れてるのか、スゴい早さでグルグルと回転するようにホールを進んでいく。



しかも、さっきから着いて行くのがギリギリな私の事もリードして。



周りもいつの間にか誰も居ない。



少し離れた所で結弦を見ている。



技術的にスゴい結弦にリードされ、そのまま少しそれを続けてると、



曲も終わりになったかと思うと同時に、身体が倒れるようにして結弦に支えられている。



しかも、
倒れると思った途端につい結弦の首に腕を回してしまい、顔が近い上、



誘導される様にして右足を結弦の足に絡めた状態にしてしまった。



「スマナイゆ!?」



結弦と名を呼ぼうとした時、突然口が塞がれた。



一同「!」
令嬢、御曹司達「!?」


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