メトロの中は、近過ぎです!
殺風景なその部屋は、青かった。
美術の教科書で見たピカソの青色の時代のように物悲しく、切なくなるほどの青色。
窓から差し込む少しの光が、部屋の中を青色に染めている。


もうすぐ朝なのだろう。

新しい一日が始まる。

その前に全ての事柄を浄化するような、そんな神秘的な青さだった。




私は、もう泣かない。




その青が私にそう決心させたに違いない。



< 264 / 309 >

この作品をシェア

pagetop