メトロの中は、近過ぎです!
真夏でもないのに田中さんの額には大粒の汗が大量に浮かんでいる。
「南さん。とりあえず150集めてきましたよ」
田中さんはニッコリ笑って言う。
「どうした?」
「どこからそんなに?」
「いつのまに?」
南主任と大野さんと伊藤チーフが同時に駆け寄っている。
「いや~。クライアントさんがですね」
そこまで言って額の汗を拭ってからまた話し始めた。
「譲ってくれたんですよ。急いで戻ろうとしてて事情を話したら、いや~。トラックまで貸してくれて助かりました」
ニコニコと楽しそうに話す田中さんだけど、普通は他の現場に譲るなんてありえない。
それを可能にしたのは田中さんだからだろう。
「田中。お疲れのとこ悪いが、まだ契約取れてないんだぞ。どうすんだ?在庫抱えることになったら?」
そう言ってる南主任も嬉しそう。
「課長と北御門さんですよね?羽生さんに行ってるのは…ならまず間違いないでしょう」
田中さんが笑うと、みんなも笑顔になる。
「大野君と戸田君。下ろすの手伝ってくれるかい?」
「わかりました」
「今行きます」
そう言いながら3人で降りて行った。
途中、大野さんは発注書を沙也香ちゃんに渡していた。
なんかモヤモヤした。
「南さん。とりあえず150集めてきましたよ」
田中さんはニッコリ笑って言う。
「どうした?」
「どこからそんなに?」
「いつのまに?」
南主任と大野さんと伊藤チーフが同時に駆け寄っている。
「いや~。クライアントさんがですね」
そこまで言って額の汗を拭ってからまた話し始めた。
「譲ってくれたんですよ。急いで戻ろうとしてて事情を話したら、いや~。トラックまで貸してくれて助かりました」
ニコニコと楽しそうに話す田中さんだけど、普通は他の現場に譲るなんてありえない。
それを可能にしたのは田中さんだからだろう。
「田中。お疲れのとこ悪いが、まだ契約取れてないんだぞ。どうすんだ?在庫抱えることになったら?」
そう言ってる南主任も嬉しそう。
「課長と北御門さんですよね?羽生さんに行ってるのは…ならまず間違いないでしょう」
田中さんが笑うと、みんなも笑顔になる。
「大野君と戸田君。下ろすの手伝ってくれるかい?」
「わかりました」
「今行きます」
そう言いながら3人で降りて行った。
途中、大野さんは発注書を沙也香ちゃんに渡していた。
なんかモヤモヤした。