御曹司のとろ甘な独占愛
貴賓翡翠主催の『台北貴賓ジュエリーショー』レセプションパーティーは、予定通り定刻に開始された。
代表挨拶を副社長の伯睿が勤め、乾杯をすると、パーティーが一気に華やいだ。
広い会場では参加者達が、ブッフェスタイルの食事やドリンクを楽しんでいる。伯睿と一花はそれに手をつけず、まずは関係者へ挨拶をして回っていた。
世界の有名バイヤーや、宝飾店の重役達と伯睿が歓談している間、一花は本当に伯睿の言った通りに隣でニコニコしているだけだった。
彼らから話しかけられれば、礼儀正しく丁寧にお話しする。
販売員として、エグゼクティブへ接客する時とあまり変わらない会話内容に、一花はホッと胸を撫でおろした。
挨拶回りが一段落ついた頃。
一花がドリンクでも取りに行こうかと、伯睿の名前を呼んだ途端、誰かから腕を掴まれた。
「ひゃっ!」
掴まれた腕の方を振り返ると、亜麻色の髪に琥珀色の瞳を持つ長身の青年がニコリと微笑んだ。
「やあ、一花ちゃん。こんなところで会うなんて、運命かな?」
「……慧様!?」
そこに居たのは常盤様の御子息、常盤慧だった。
上品なブリティッシュスタイルのスーツを着込み、アスコットタイをふんわりと結んでいる彼は、今夜も変わらずキラキラとした王子様のような雰囲気を纏っていた。
代表挨拶を副社長の伯睿が勤め、乾杯をすると、パーティーが一気に華やいだ。
広い会場では参加者達が、ブッフェスタイルの食事やドリンクを楽しんでいる。伯睿と一花はそれに手をつけず、まずは関係者へ挨拶をして回っていた。
世界の有名バイヤーや、宝飾店の重役達と伯睿が歓談している間、一花は本当に伯睿の言った通りに隣でニコニコしているだけだった。
彼らから話しかけられれば、礼儀正しく丁寧にお話しする。
販売員として、エグゼクティブへ接客する時とあまり変わらない会話内容に、一花はホッと胸を撫でおろした。
挨拶回りが一段落ついた頃。
一花がドリンクでも取りに行こうかと、伯睿の名前を呼んだ途端、誰かから腕を掴まれた。
「ひゃっ!」
掴まれた腕の方を振り返ると、亜麻色の髪に琥珀色の瞳を持つ長身の青年がニコリと微笑んだ。
「やあ、一花ちゃん。こんなところで会うなんて、運命かな?」
「……慧様!?」
そこに居たのは常盤様の御子息、常盤慧だった。
上品なブリティッシュスタイルのスーツを着込み、アスコットタイをふんわりと結んでいる彼は、今夜も変わらずキラキラとした王子様のような雰囲気を纏っていた。