不良生徒会



「ここは俺達の溜まり場なんだ。新入生もそのことを朝、知らされているはずだから、普通、入ってこないと思うんだけど...。」



爽やかな少年が説明をしてくれた。



でも私...。



「説明の時寝てた。」



うん、寝ちゃってたわ。



そりゃもう、ぐっすりと。



「あ、確かにこの子寝てたよぉー?日なたぼっこしてたー。」



「...この子も寝ちゃったんだ...。入学早々寝ちゃうなんてほんと、有り得ないよ。」



「この子“も”って??」



“も”ってことは過去にいたか、今日私の他に寝てる人がいたかだ。



私と同じで寝るのが好きな人なら仲間だな。



是非とも同盟を組んでみたい。



「今そこで寝てる奴と1年B組の北堀奏汰─キタホリカナタ─って奴だよ。」



奏汰!?



あいつも寝てたんだ。



奏汰は、私の知り合いだ。



この学校に通うことにしたのも奏汰が行くからというのも理由の一つである。



「そうなんだ。」



私は、興味が無いように素っ気なく返事をした。



奏汰と知り合いだと知られると少しやばいからなぁ...。


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