残り100日の私と大好きな君
次の日

私は、何となく嫉妬というかヤキモチで奏汰くんに対して強いあたりをしてしまった。

「奏汰くんはいいね。ちゃんと優しい親もいて、病気もがんばれて……だから、いろんな人に人気なんでしょ?」

「咲楽…ちゃん?どうしたの?何かあった?」

「何かあったじゃない!!…………私だって、奏汰くんみたいに優しいお母さんが欲しかった!!!!!」

そう言って泣きながらベッドに潜り込んだ。

すると、悲しさと共に八つ当たりをしてしまった自分の情けなさまで混み上がってきて、グチャグチャになってもっと泣いてしまった。

奏汰くんなんて……もう…知らないんだから……
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