学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます


頭の中で考えながら、ブレザーのポケットから携帯を取り出す。


そこには[柊くん]と表示されていて、メッセージが数件きていた。



《この間言ってた話なんだけど…学園祭が終わった後、いつもの場所に来て欲しい》


《他のみんなと予定とかなければでいいんだけど》



柊くんからの呼び出しなんて、胸が高鳴って仕方がない。


だけど…。


「柊なんだって?」


チョコバナナ以外にも、色々買ってた鈴香ちゃんは、たこ焼きを頬張りながらそう聞く。


「っ、あ、えっと、鈴香ちゃんダンス頑張ってって!あと衣装作りお疲れ様、だって」


「…ふ〜ん」


嘘を、ついてしまった。


だけど…柊くんに呼ばれたんだけど小野さんたちの目が怖くて会えないなんて言えない。


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