桃野、悩みなんでも解決します!1

梁瀬くんは言っていた。




『「親は!!親は、俺を愛してなんかない。
俺のことを跡継ぎくらいにしか思ってない。
俺は、その息子として梁瀬家として恥をかかせたって言うくらいだしな…!!」』




その怯えて泣いていた声に私は思った。



…やっぱり親も信じれてないっていうのが
梁瀬くんにとって一番酷なのかもしれないな…。



あの時のドア際での言い方は
一番哀しそうな声をしていた。



みんながとぼとぼと歩いてる中、私は言った。




「私、梁瀬くんのこと諦めたわけじゃないから!」



『…望架、』



『望架ちゃんっ』



『…………本当に諦めの悪い奴だな』



「そんなこと、前から知ってたことじゃん」

< 106 / 413 >

この作品をシェア

pagetop