桃野、悩みなんでも解決します!1
梁瀬くんは言っていた。
『「親は!!親は、俺を愛してなんかない。
俺のことを跡継ぎくらいにしか思ってない。
俺は、その息子として梁瀬家として恥をかかせたって言うくらいだしな…!!」』
その怯えて泣いていた声に私は思った。
…やっぱり親も信じれてないっていうのが
梁瀬くんにとって一番酷なのかもしれないな…。
あの時のドア際での言い方は
一番哀しそうな声をしていた。
みんながとぼとぼと歩いてる中、私は言った。
「私、梁瀬くんのこと諦めたわけじゃないから!」
『…望架、』
『望架ちゃんっ』
『…………本当に諦めの悪い奴だな』
「そんなこと、前から知ってたことじゃん」