桃野、悩みなんでも解決します!1

早く、出ていってよ!!!




「先程から、お出口はあちらになりますと
言ってますよね?」



『悪いな、桃野の声が聞こえづらくてな』



「あら〜、それは聴覚検査に行って来られた方が良いと思いますよ〜。よろしければ、良い聴覚専門の病院を知ってるのでご紹介しましょうかぁ??」



『ああ、気持ちだけは頂くよ。ありがとー。』



「やだー。先生にありがとなんて言ってもらえて
すごーく光栄なんですけどー。」



『だろう?俺に感謝しろよ。桃野』



「私、聴覚専門の外来を紹介しようとしただけなのに〜。ていうか〜、先生にありがとうって言われて嬉しいって言っただけで感謝する要素が何ひとつないんですけどーー。むしろ感謝してほしいのはこっち」



『だから感謝しただろ〜。ありがとうって』




そんな、私と真海先生のやり取りを
佐賀野と瑠衣くんは呆れて見ていた。

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