桃野、悩みなんでも解決します!1

『うん…』



「ほらなら、背中ピッとする!!」




私と梁瀬くんがそうやってると、梁瀬くんの親が登場した。




『皆さん、今日はお越し頂きありがとうございます』




梁瀬くんのお父さんは目はキリッとしているがニコッとしていて第一印象は良い人そうだった。


お母さんも同様に若くてぺこりとお辞儀をしていた。




『今回、皆様にお越し頂いたのは家の息子の話についてです。ご存知の方が多い中、息子には深く注意をして、今後二度とこのようなことを起こさせません。皆様には大変迷惑をおかけしました。』




そう言い、梁瀬くんのお父さんとお母さんは深々と頭を下げた。




『っ………』





梁瀬くんはそれをじっと見つめるしかなかった。

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