桃野、悩みなんでも解決します!1

拳をギュッと握りしめて。




『望架様、ご用意ができました!』




走ってきたせいでか、汗をかきながら
ベテラン執事さんはそう言った。




「ありがとうございます!!」



『…いえ、私たちにできることはこの位なので』



『…これで何をする気?』




梁瀬くんは不振そうにそう訊いた。



私はベテラン執事さんが持ってきてくれた仮面をつけて言った。




「梁瀬くんはやってないって言うだよ♪」



『…あの人たちは人前ではすごく良い人を演じてるけど中身は違う、ただの頑固「だから言うんだよ、梁瀬くんはやってないって。このお日様に誓ってね♪」



『…お日様に誓ってって………』



「瑠衣くん、佐賀野、行こう!!」



『おう!』



『ラジャー!』

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