桃野、悩みなんでも解決します!1

私たちはステージに立ち、エアーギターを鳴らして言った。




『なんだ、この音は?!』



『…!!あなた達は一体誰??』




梁瀬くんのお父さんとお母さんはびっくりしてそう言った。




『俺らは梁瀬颯馬さんの友達です!』



『今日はある訂正をしに来ました』



『何?』




お父さんとお母さんは顔を曇らせた。




「颯馬くんはやってないって言っています。
なのになぜ、親であるあなた方が颯馬くんを
信じてあげないのですか?」



『子供が間違えることはよくあることさ。
だけどな、それを正すのも親の役目なのだよ』



『そうよ、私たちは颯馬のことを想ってこのパーティーを開いたの』




パーティーにきていた人も頷いて口々に言った。




『そうだそうだ!梁瀬さんの言ってることは間違ってないぞ!!』

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