桃野、悩みなんでも解決します!1

『これだから、子供はねぇ…』



『子供は親の気持ちを何も分かっていない』




どっちが気持ち分かってないんだよ。


私は言った。




「…いい加減にして………」




会場のみんなはびっくりしていた。




「分かってないのはそっちです!!!訊きますけど、今なんのためにパーティーまで開いているんですか?」



『だから、颯馬のためだって言ってるじゃな「違いますよね。梁瀬と言う財閥を守りたいからですか?それとも、梁瀬と言う名に傷が残ることを恐れてですか?」




みんなは私のその言葉に静まった。




『いい加減にしろ!』



『そうよ、私たちは颯馬のことを想っての行動よ。颯馬が一番わかってるでしょう?』




梁瀬くんはその言われ、悔しそうに頷いた。

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