桃野、悩みなんでも解決します!1

『僕も兄さんと父さんと向き合うことに決めた』



「…そっかぁ……。」




みんな、ちゃんと考えてきたんだ。




『…望架?』



『望架ちゃん??』




私はフッと笑って笑顔で言った。




「―なにそれ!二人ともカッコよすぎだよ!!」



『望架ちゃんには適わないよね』



『ああ』




梁瀬くんは明日から寮にちゃんと戻って生活すると言ってた。つまり、明日から学校に行くってことだ。




『望架』



「ん?」



『俺ら、人の噂で人のこと判断してた。望架とこの前と今日、行ったおかげで梁瀬とも仲良くなれたし、本音を聞けた。今までの俺だったらそんなこと聞こうともしないまま、間違った選択をしていた。だから、望架には感謝している。ありがとう』

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