桃野、悩みなんでも解決します!1




その病室に寝ていた子は


肌がとても白くて綺麗で、まつ毛が長くて―…


思わずびっくりしてしまった。




こ、この子が桃華ちゃん――?!




優しそうな眠った顔。


どうしたらこの子は起きてくれるんだろう…?



ずっと考えてた。


佐賀野が言ってた言葉、
瑠衣くんが言ってた言葉。






―――もし、この子が目を覚めたら、
私の居場所なんて無くなっちゃうんじゃないかって。





ずっと、ずぅーーと……。
気づけばそのことばかり考えていた。




佐賀野の言っていたあの言葉を思い出す。



「『桃華は人気だったし、桃華はこう言った。
誰かを一位にすることなんてできない、って




そりゃ、そうだよね…。
こんなにいい子そうだもん…。



『けど、桃華の心の中には特別な感情が
混じってたんだ』



『「特別な感情…?」』

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