桃野、悩みなんでも解決します!1
何とか、凌ぎ十五分後、
私はわざとらしくこう言った。
「先生、約束した時間くらい守ってくださいよー」
『…もーもーのー??何、教師を見捨てて
そんなことを言ってるんだ!』
おっ、おっ。
怒っちょる、怒っちょるー
怒りに浸透した先生は頭から湯気が出ていた
ような気がした。
『それと、佐賀野と信田ぁぁああ』
二人は俺らも?と口にしたそうな顔たった。
「真海先生八つ当たりはよろしくないですよー、
真海先生がモテるのが悪いんですからね!」
私はまた、真海先生を煽った。
真海先生はまんまとこちらの煽りに乗せられ、
鋭い眼鏡を私に向け、私を追いかけた。
二人はその思わぬ光景に思わず凝視した。
『追いかけっこっ……、随分子供みたいだな』
『優ちゃん、それ口にしちゃダメっ!
…ていうか、まだ行かないんですかぁ??』
もうそろそろ待ちくたびれたよ。
ってそんな顔を二人はしていた。
そうだった。今日の目的は真海先生を
煽ってからかうことではない。