誓いのキスを何度でも
翌週から、私が食堂で食事を取っていると、シンさんと、誠一がどこからともなくやって来て、
お互いを少しづつ、牽制しながらにこやかに一緒に食事を摂るようになった。
何時に休憩しても結構やって来るようなので、
(まあ、2人とも夜勤があるからいない時もあるけど)不思議に思っていると、
小児科外来の受付の女の子たちを貢物で懐柔しているようで、
私が昼休みに出ると、自動的に2人に連絡をしているらしい。
美味しそうなスイーツが受付の内側に置かれていて、
「常盤先生と、桜庭先生に今度は甘いものじゃないヤツお願いしますって言ってください。」
とか
私に言ったらダメなんじゃないって思うけど、私も時折美味しくいただくことがあるので、
仕方ないのかもしれない。と思ってもいる。
私がどちらのオトコを選ぶのか
っていうのが、最近の院内でのトップスキャンダルらしく、
いつのまにか私が魔性のオンナってことになってるらしい。
冗談でしょ。
と私が小児科外来で驚くと、
一緒に働く小児科の仲の良い女医さんである内海(うつみ)先生。32歳。シングルマザー。がクスクス笑う。
「私も驚いたよ。果歩ちゃん『セイちゃん一筋』なのにねえ」と
「食堂に来ないでって、言った方がいいのかな?」
「いいんじゃない。あの人達は好きで噂になってるんだろうし…
もう、遅いって。ねえ、どっちを選ぶの?
余った方を私にくれてもいいよ。
常盤先生はワガママ聞いてくれそうだし、桜庭先生は御曹司だしさ。」
「…先生、病棟で仕事が待ってるんじゃないですか?」と冷たくいうと、
「冗談だって。
周りを気にせず、ゆっくり考えな。
セイちゃんの事もあるし…」
「…はい」と憮然とした顔で言うと、内海先生は少し笑って、外来の診察室を出て行った。
お互いを少しづつ、牽制しながらにこやかに一緒に食事を摂るようになった。
何時に休憩しても結構やって来るようなので、
(まあ、2人とも夜勤があるからいない時もあるけど)不思議に思っていると、
小児科外来の受付の女の子たちを貢物で懐柔しているようで、
私が昼休みに出ると、自動的に2人に連絡をしているらしい。
美味しそうなスイーツが受付の内側に置かれていて、
「常盤先生と、桜庭先生に今度は甘いものじゃないヤツお願いしますって言ってください。」
とか
私に言ったらダメなんじゃないって思うけど、私も時折美味しくいただくことがあるので、
仕方ないのかもしれない。と思ってもいる。
私がどちらのオトコを選ぶのか
っていうのが、最近の院内でのトップスキャンダルらしく、
いつのまにか私が魔性のオンナってことになってるらしい。
冗談でしょ。
と私が小児科外来で驚くと、
一緒に働く小児科の仲の良い女医さんである内海(うつみ)先生。32歳。シングルマザー。がクスクス笑う。
「私も驚いたよ。果歩ちゃん『セイちゃん一筋』なのにねえ」と
「食堂に来ないでって、言った方がいいのかな?」
「いいんじゃない。あの人達は好きで噂になってるんだろうし…
もう、遅いって。ねえ、どっちを選ぶの?
余った方を私にくれてもいいよ。
常盤先生はワガママ聞いてくれそうだし、桜庭先生は御曹司だしさ。」
「…先生、病棟で仕事が待ってるんじゃないですか?」と冷たくいうと、
「冗談だって。
周りを気にせず、ゆっくり考えな。
セイちゃんの事もあるし…」
「…はい」と憮然とした顔で言うと、内海先生は少し笑って、外来の診察室を出て行った。