愛を知らない一輪の花 〜after story〜
日付がかわって暫くして、蓮が仕事を終え帰ってきた。
ドアが開く音がして、百合は玄関に走る。
「お帰りなさい、蓮さん。お疲れ様です。」
可愛く駆け寄って来た百合の姿を見て、蓮は疲れも吹き飛んだ。
「、、、ただいま。起きて待っててくれたの?ありがとう。嬉しいよ。」
微笑みながら、バックを受け取りスーツのジャケットをハンガーに掛けた。
「お風呂湧いてますよ。ゆっくりはいって来て下さい。」
「あぁ、そうするよ。そう言えば、打ち合わせどうだった?」
「あっ!今度の休みの日にドレスを選びにいく事になりました。まみちゃんが、オススメのショップ教えてくれました。」