愛を知らない一輪の花 〜after story〜

楽しそうに打ち合わせの話をする百合の顔を驚いて見る。

「まみちゃん?名前で呼ぶほど仲良くなったのか?」


「はいっ!まみちゃんと同じ歳なのがわかりまして、仲良くして頂くことになりました。こんな私にも、とても優しい方で素敵な女性です!!結婚式も楽しみになって来ました!」


「それは良かった。百合のドレス姿は本番の楽しみにしておくよ。花の打ち合わせは、駅前支店でしよう。その方が、皆んな喜ぶしね?」

駅前支店のスタッフを思い出しているのか、百合は穏やかな顔をしていた。



そんな百合を後ろからそっと抱きしめ、声を掛ける。


「お風呂に入ってくるから、先に寝てて。無理して起きててくれたんだろう?ありがとう。、、、ゆっくりお休み。」

キスを落として百合を抱え寝室のベットに寝かせ、寝室を後にした。
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